子どもたちと学ぶパソコン 目次
子どもの知的成長とパソコン学習
学ぶ力、考える力とIT
ネット検索で楽しみ、学ぶ
インターネット世界の探検

学ぶ力、考える力とIT

  ITテクノロジーやパソコンの発達・普及によってコミュニケイションや表現の媒体は変わりましたが、とはいえコミュニケイションの内容そのものはほとんど変わっていません。コミュニケイションの中身としての知識や文化はこれまで通りです。そして、子どもたちの知的な発達・成長のプロセスも基本は変わっていないようです。
  そして、子どもたちが学校で使う教科書などの書籍・印刷物のほとんどはIT・コンピュータ技術を用いて編集デザインされたもので、つまりIT化されたコンテンツが紙に印刷され製本された媒体になったものです。そのほか、テレビ番組や新聞、雑誌なども今やほとんどがIT・コンピュータシステムを利用して製作・管理され、私たちの手もとに送られてくるのです。

   それにしても、情報・知識や文化の表現手段、コミュニケイション手段としてITやパソコンが占める比率が高まっているので、ITやパソコンを道具として正しく上手に使う知識や技能を学んで習得する必要はどんどん大きくなっています。より豊かな知識や文化に触れる機会を増やすためにも、ITやパソコンを利用する知恵が求められているのです。

  そういうITやパソコンに慣れてその利用方法や活用技術を身につけていくためにも、日頃の学習や趣味のなかでITやパソコンを使う場、利用する機会を増やしていくようにしたいものです。つまり、自ら学び考える力をつけるためにIT・パソコンを活用する機会を意識的に設けるのが望ましいといえます。
  辞書・辞典を引いて意味や実例を調べたり、図書館で参考書籍や資料を探したりするのも大事な学習ですが、今ではそういう作業をインターネットでおこなうことができます。そして、インターネットの検索システムは、知りたいことについて辞書・辞典で調べる方法とか図書館で資料の範囲を絞り込んでいく方法と同じ方法で情報を得ていくようになっています。
  だから、辞書・辞典を調べるのが得意な人、図書館で書籍や資料を検索するのが得意な人は、インターネットでの検索もうまくできるはずです。ITやコンピュータは、知識を集積し、関連づけたり、分析したりするために、これまで人間がつくり上げてきた仕組み・システムをそっくり電子機器とそのネットワークの中に取り込んだものなのです。

  というわけで、子どもたちの成長にとっては、教科書や参考書、百科事典あるいは図書館を利用して学ぶことと、パソコン、インターネットを利用して学ぶことを並行して進めたり、両方をうまく組み合わせて学ぶことが必要になっているのです。自ら能動的に知識を獲得し学ぶ力、考える力を身につけるためにITやパソコンを活用できる環境がやって来たのです。

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