子どもたちと学ぶパソコン 目次
子どもの知的成長とパソコン学習
学ぶ力、考える力とIT
ネット検索で楽しみ、学ぶ
インターネット世界の探検

インターネット世界の探検

  もちろん、実際の博物館や美術館に比べれば、情報の量と質はかなり制限されています。展示物も、画像で見るよりも実物を見るほうがはるかに、立体的感もあり鮮明ですから印象が強いので、最良の学習はやはり本物の博物館や美術館を訪れて体験・体感することです。
  やはり、子どもたちには何よりも現実の世界、アナログの世界での体験の機会をより多く与えたいものです。インターネットの世界での情報検索は、現実世界での生活や学習をより効果的にするための手段・道具なのです。

  インターネット(ウェブ)は全地球的な規模でのコミュニケイションのシステムです。この世界の人びとの営みがそっくり情報として取り込まれているわけです。
  したがって、残念ながら詐欺などの犯罪に絡む「情報の罠」もいたるところに潜んでいます。偽装や虚偽でだまして金銭などの財産を奪い取ったり、人を傷つけようとする悪意も隠れているのです。
  あるいは、ハッキングやウィルス攻撃を仕かけて他人のプライヴァシー情報を奪い取ったり、パソコンを破壊してしまおうとする危険な動きもあるようです。
  そこで、子どもたちには安全で正しいインターネットの使い方や情報の収集の方法を学ばせるようにしたいものです。そのためには、子どもたちがインターネットに触れ始めるときに、大人たちがいっしょになって安全で正しい利用方法を学ぶ機会をできるだけ多くつくりたいものです。
  そんなことを考えてみると、やはり大人(親)たちが子どもたちと「一緒にインターネットで学習する」習慣あるいは行動スタイルを身につける場を設ける必要があります。こうして、インターネット利用での「知的な生活スタイル」を習得するようにしたいものです。

  インターネットの世界での知的探検は冒険です。つまり危険に遭遇する可能性がある行為です。そこで、まず安全で正しい探検の仕方を覚えて、そのあとで危険の避け方を学ばせていきたいものです。

  ところて、インターネットの情報ネットワークは国境の壁を超えて広がっています。したがって、海外の文化や学術、芸術などについてもインターネットで直接にアクセスでみるのです。その意味では、国際的なコミュニケイションのセンスを身につけたり、外国語に触れたり習得したりすることができる場でもあります。
  したがって、使い方によっては子どもたちが外国語を学ぶ必要性を感じたり、外国語を学ぶチャンスにできるはずです。
  たとえば、さきほど(前ペイジで)は、「恐竜」というキイワードで検索できる情報件数に比べて、英語の dinosaurs だとおよそ7~8倍の情報件数があるということがわかりました。英雄は事実上の国際的な共通語になっているので、日本語よりもそれだけ豊富な情報量がウェブの世界に蓄えられ流れているのです。

  このネット上のデイタベイスの規模や質を国際的に比較すると、英語圏のものが圧倒的に進んでいます。ネットで情報検索するなら、英語でおこなうのが最も確実な方法です。やはり、コンピュータ・システムやIT技術が最初に開発され発達したのが英米アングロサクソン系社会だからで、コンピュータを動かす基本ソフトウェアが英語をプログラミング言語として発展してきたからでしょう。
  そして、これまでアメリカやイギリスが世界の政治や経済でそれだけ大きな影響力をおよぼし続けてきたということの結果でもあります。国際連合やヨーロッパ連合EUでは、英語が共通の公用語となっているからでもあります。
  英語に続いてフランス語、ドイツ語などのヨーロッパ言語圏のものが情報の量や質が相当に充実しています。

  してみると、インターネットの世界でも、外国語、とくに英語を使えるようになることが、より大きな世界の冒険に乗り出し、量や質において、日本語に限られた情報空間よりもはるかに豊かで大きな知識や文化に出会う可能性は大きいというわけです。
  しかも、コンピュータを使ってウェブサイトに乗せる記事=コンテンツを設計デザインし、入力していくさいのプログラミングは、基本的に英語を使っておこなうのです。パソコンで作ったり操作するエクセルなどの表計算機能やワードなどの文章につても、英語によるプログラムによって設計し制御しているのです。
  コンピュータの世界では、表や文章記事、画像のレイアウトなど情報の内容と表示法(つまり、中身と見栄えや見せかた)を決めるプログラムとは、コンピュータ世界の文法・書法のことで、それは英語の文法や書法がもとになっているのです。